ファイナンシャルプランナー 畠中雅子氏
老後に備えて、終身の医療保険に加入しようと考えています。最近は血圧が高く、降圧剤を飲んでいるのですが、持病があっても入れる医療保険があると聞きました。どのようなものでしょうか。(長野県、50歳、男性)
持病があっても入れる医療保険とは、「限定告知型」と呼ばれるタイプのことでしょう。通常、医療保険に加入するには、健康状態を告知する必要があるのですが、この項目を簡単にすることで、持病がある人でも入りやすくしたものです。近々、入院や手術の予定がないかどうかや、過去2年以内に入院や手術をしたことがないかといった項目に該当しなければ加入することができます。
ただし、健康な人に比べてリスクが高いと見なされるため、保険料が割高になっています。表に一般的な医療保険と限定告知型の保険料の差をまとめましたが、40歳では2倍超になるなど、若いうちに加入するほど大きな差があります。
相談者の方は、高血圧の症状を改善するために服薬して治療をしているということですので、まずは一般の医療保険に加入できるかどうかを確認することをおすすめします。高血圧や高脂血症などの持病があっても、入院歴がなく、薬を飲むなどきちんと管理をしていれば、一般の医療保険に加入できるケースが多いからです。細かな加入条件は保険会社によって異なるので、コールセンターなどで問い合わせるといいでしょう。
50歳から終身保障の医療保険に加入する場合は、60歳や65歳までで保険料の払い込みが終わる有期払いにするのは難しいので、終身払いにするのが一般的。定年後も保険料を払い続ける必要があるので、保障内容を手厚くするよりも、保険料をなるべく安く抑えることを優先してください。2カ月程度続けて支払いが滞ると失効してしまうことがあるため、年金生活になって所得が減っても無理なく払い続けることができるかを目安に考えましょう。
高血圧のほかに合併症があるなどで、限定告知型でなければ加入できない人は、月々の保険料が高額になってしまうかもしれません。あまり高額になって払い続けるのが難しいようなら、預貯金で備えたほうがいいかもしれません。
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