ファイナンシャルプランナー 目黒政明氏
社会人3年目の会社員です。稼いだ給料は旅行や趣味に使ってしまい、ほとんど残っていません。結婚などの予定はありませんが、将来に備えて貯蓄を始めようと考えています。積み立てのコツを教えてください。(東京都の20代男性)
毎月1万円でも、2万円でも10年、20年と長期にわたって積み立てを継続すれば、将来には数百万円という金額になります。長く続けるために、月々どれだけ積み立てられるか調べましょう。まず、家賃や水道・光熱費、携帯電話代など削ることが難しい月々の固定支出を洗い出します。そのうえで、毎月とボーナス時に無理なく貯蓄に回せる額がどの程度あるかを見極めます。
当面は急な病気やけが、失業などに備えるためにも、元本保証でいつでも解約できる預貯金100万円の積み立てを目指します。給与振込口座のある銀行で、積立定期預金を始めるのがおすすめです。どこの銀行で積み立ててもあまり違いはないので、預け先の比較検討に時間を費やさず、すぐに積み立てを始めることが肝心です。勤務先に財形貯蓄制度があれば、こちらを利用する手もあります。
ただし現在は、超低金利の経済環境が続いており、定期預金や財形貯蓄では利息が少ししか付きません。そこで、元本保証がない代わりに、預貯金に比べて高い利回りの見込める金融商品を一部採り入れます。
具体的には、日経平均株価などの指数に連動するインデックス投資信託がおすすめです。購入や保有にかかる手数料が比較的安く、ネット証券では1000円以上1円単位での積み立てが可能です。
相談者はまだ若いので、債券に比べて高い収益の見込める株式型を選びましょう。全体の配分は定期預金7割、インデックス投信3割(日本株、先進国株、新興国株各1割)程度とします。
また、積み立てているお金はないものと思って生活し、安易に取り崩さないようにしましょう。銀行の総合口座には、定期預金を担保にした借り入れ機能もありますが、友人の結婚式へのお祝いが続くなどやむを得ない場合を除けば、利用はなるべく控えるのが賢明です。
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