2011年6月28日火曜日

地方出身者に奨学金、慶大が年60万円、優秀な人材確保。

 慶応大学は2012年度以降に入学する地方出身の学生を対象に新しい奨学金制度を始める。東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県以外の高校出身者に支給する。成績は優秀だが経済的理由から進学が難しい人の受け入れを目指す。地域による進学格差を是正し、国立大学などへの人材流出を防ぐ狙いもありそうだ。
 奨学金の名称は「学問のすゝめ奨学金」。同大の創立者、福沢諭吉の著作にちなんだ。予定者数は12年度は107人。金額は年60万円(医学部は90万円、薬学部薬学科は80万円)で返済は不要。
 慶大はこれまでも返済不要の奨学金を導入しているが、学生の出身地を限定した奨学金は初めて。1都3県以外を6つの地域ブロックに分け定員を割り振り、地域の偏りがないようにする。
 対象は一般入試を経て入学した学生で、受験前の10月に申請を受け付ける。家計支持者の年間給与が800万円未満などが条件。給付期間は原則として入学後の1年間だが、学業成績などにより、継続して受給することも可能にする。
 慶大は今春入試の合格者のうち、6割以上が1都3県の出身者で「増加傾向」(広報室)という。地方出身者を支援する奨学金では、早稲田大学も「めざせ!都の西北奨学金」を設けている。

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