「建機用、車載用などの高効率なモーターに、引き合いが殺到している」。日本電産の創業者、永守重信社長の力強い声が響く。 とはいってもこれはインターネットの配信。同社が4月に実施した2011年3月期決算のアナリスト向け説明会の様子だ。同社のホームページの「株主・投資家情報」のコーナーで7月初旬まで聞ける。 画面では永守社長の声に合わせて決算説明会用の資料が次々に表示され、部門別の売り上げや利益の推移が、棒グラフなどで一目でわかる。 後半では出席したアナリストからの質問に永守社長が「いつまでも旧来の事業ばかり見ていると、うちの将来像を見間違えますよ」と答えていた。こうしたやりとりは、同社に投資を考えている個人投資家にも参考になるはずだ。 ボーナスで株式投資を考えている人も多いだろう。決算書などを読んで分析するのは結構骨が折れるが、こうした会社説明会では、会社側が資料なども工夫して説明しているので、非常にわかりやすいことが多い。 最近、同社のように決算説明会や株主総会の様子を、動画、もしくは音声でネットで配信する会社がかなり増えてきた。全体の数は明らかでないが、それぞれの業種の主要企業の多くは、配信を始めている。ソフトバンクのように過去数年分の説明会も見られる会社では、業績動向をさかのぼって検証もできる。 投資だけでなく、就職などを考える際に会社の姿を知るにも有効だ。各企業の「投資家情報」などのコーナーで、そうした配信がないか調べてみよう。 中でも迫力があり引き込まれるのは、冒頭の永守社長のような創業社長。一方で資料を幹部がだらだらと読み上げる中で「世界景気の回復の遅れで……」「震災の影響が大きく……」など外部環境の悪さばかりを強調し、見ているのが疲れてくる企業もある。 |
2011年6月28日火曜日
ネットでの会社説明会――わかりやすさ工夫、投資の判断材料に
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