2011年7月13日水曜日

ウチの子には割高でも少人数、英会話、家庭教師、運動教室、支出惜しまず。

 英会話教室や運動教室で、個別指導など少人数学習の需要が拡大している。特に目立つのが小学校低学年の利用。グループレッスンに比べ割高でも、学習効果が把握しやすいことから富裕層以外にも支持が広がる。子供の教育費は縮小傾向だが、学びの「実」が得られる分野ならば、小さいうちから惜しまず支出する親心がうかがえる。
 7月上旬の月曜日、東京・世田谷の英会話教室「Gaba成城ラーニングスタジオ」。「How is the weather today?(今日の天気はどうですか)」「Fine!(良い天気)」。外国人講師の質問に小学校2年生の男児が元気よく答える。
 GABAが28校で展開する小学生向け英会話講座「Gaba kids」は1レッスン40分のマンツーマン式。小学校での英語必修化もあり、受講人数は今年末までの目標300人を突破する勢い。利用層も幅広い。
 料金は1回約5000円と他社のグループレッスンの2倍近い。母親は「以前はグループに通っていたが、遊んでしまい身につかなかった」と話す。「料金が高くても身につく方を選びたい」
 ベルリッツ・ジャパン(東京・港)では今年初め、4対6だった英会話の個別・グループ受講比率が7対3に逆転した。個別は1回40分で8070円。けん引役は中学生だが、小学校低学年もじわり増えている。
「効果を実感」支出惜しまず
 需要が反転したのが家庭教師。トライグループ(東京・千代田)では4~6月の低学年以下の新規入会者が前年同期より1割近く増えた。東日本大震災後の通塾不安がきっかけだが「苦手分野の克服に向く」と継続利用を希望する親は多い。
 学習塾大手、栄光の「栄光キッズカレッジ」では体育の個別指導の希望者が増加している。生徒2人に先生1人が鉄棒や跳び箱を教える。1回60分で月2回の料金はグループ(5人)より3150円高い8400円。小学3~4年生中心に、キャンセル待ちを含め問い合わせは50件以上ある。
 リーマン・ショック後、家計は子供の教育費を絞り気味だ。文部科学省の「子どもの学習費調査」(2008年度)によると、小学生の年間学校外活動費は公立で約21万円と06年比11%減少。昨年は子ども手当があったが、今年は震災で横ばいになるとみられる。
 ただ、ベネッセ教育研究開発センターの鈴木尚子研究員は「日常の学校生活で学習効果が実感しやすい分野には支出を惜しまない」という親のメリハリぶりを指摘する。最近、習い事でピアノなどの楽器より水泳の人気が高いことも、同じ傾向を反映しているという。

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