債券を活用した資産運用について、ファイナンシャルプランナーの前川貢さんに教えてもらいます。
金融危機以降の相場急落は、これまでにあったバブルの破綻より投資家の気持ちを打ちのめす結果となりました。多くの人が「貯蓄から投資へ」と追い立てられ、冷静であればちゅうちょしただろう大きな金額を投資に注ぎ込みました。投資した途端に資産価値が3割も4割も目減りしてしまう事態を誰も想像だにせず、現在も今後の対応に苦慮する人が多くいます。
「投資を始めなきゃ」となぜ考えたのでしょうか。多くの人は預貯金金利が低すぎる環境が続き、今後も預貯金を取り崩し生活をしなければならない不安がいっぱいとなり、その解決策として「貯蓄では駄目、投資は必要」と考えました。
貯蓄と投資の大きな違いは、投資には値動きがあることです。時間の経過で得をしたり損をしたりするのが投資。利息は少ないけど元本保証があるのが貯蓄。値動きのある投資で難しいのは売却の決断です。
投資経験の少ない預金者が割高と自分で判断して売却するのは至難の業です。しかし割高はいずれ修正され、持ち続けていれば途中で利益が出ていても結果損をすることもあります。つまり貯蓄か投資かの二者択一ではなく、貯蓄の部分は必要なのです。
貯蓄の良さはただ満期まで待てば決まった元本と利息が入ってくる気楽さです。これは「安いところで買い、高いところで売る」という手入れが必要な投資との大きな違いです。
したがって、いきなり投資に飛び込んでしまう前に、貯蓄の気楽さを確保した上で、貯蓄よりも利息が多く期待できるものはないかと探してみたほうがいいでしょう。その有効な選択肢として、債券投資の特に円債について紹介します。
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